2016年の活動記録

日赤支部と親睦ハイキング(熱海・玄岳)

  • 活動期間 2016年3月19日(土)
  • 活動者  山岳奉仕団、日赤支部 計10名
  • 活動場所 静岡県熱海市 玄岳
  • 活動概要

 晴天に恵まれハイキング日和となったJR熱海駅に、団員と日赤支部のメンバーが集合した。今回は新入団員の2名が参加した。二人は団員の同僚の医療従事者であり、強力な新人が加入しました。日赤からの3人は初参加で、アウトドアは大変得意な分野で経験も豊富です。

 熱海駅からバスで玄岳登山口まで急な坂を上ってゆく。このコースは人気があるのか同じ停留所で我々以外に20人ほど下車した。バス停で体をほぐして住宅街の急坂をゆっくり歩き始める。程なく住宅街は終わり、みかん畑が周りに広がる未舗装の道に入ってゆく。紹介されているコース案内では、手軽なファミリーコースとのことだが、入り口からの登山道は大倉尾根以上の斜度で結構なアルバイトを強いられる楽しいコースである。

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 途中から狭い登山道の周囲は竹林にかわり木漏れ日が登山道を照らしている。歩き始めて1時間弱、衣服調整で立ち休みを取るが、この日、日差しは強いが気温は10度程度で汗が出るものの休めば体が冷やされ頻繁に衣服調整が必要なコンディションであった。

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 杉林から萱(かやと)の原を抜けると、突然前が開け富士山がその山容を大きく見せてくれた。全員しばし雄大な富士の全景をまぶたに焼き、写真に収めた。
 後ろを振り返れば、伊豆半島の付け根である沼津アルプスが下に見え駿河湾が大きく弓なりに海岸線を見せている。20分一気に登山道を進み、11時30分ころ頂上を踏む。

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 山頂から南アルプスが白い稜線を連ねて見渡せ、富士山、伊豆の連山、北東に箱根駒ケ岳山頂も見られる絶好のロケーションである。頂上は5m程度の風もあり体感温度は零度と感じられた。

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 晴天で北西風という典型的な冬の気候のため頂上はかなり寒く感じられ、長時間の滞留は体への負荷が大きく、池に下りる萱の道を下山する。この下山道 も斜度は15度以上あるもので途中はかなり立っている箇所もあり補助ロープが連続している。数百m下降すると萱に囲まれた池の淵に到着。昼食の準備にかかる。

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 昨年は、野菜と肉が下に落ちるハプニングがあったが今年はメンバーも多く作業を分担し調理を進める。バーナー3台で湯を作り、ニンニクや煮たまご、ねぎやチャーシューといった具沢山のみそラーメンを完成させた。別の担当はアルファ米を2種類調理し、ふっくらさせるために10分程度蒸らすこととした。みんなで作って山で食べるラーメンは格別である。最後に紅茶を飲み食器をきれいにした後、資材を収納して下山準備を完了した。

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 池から舗装道路を数十分下山し、登山道に合流した。ここからは細い登山道を下山し登山道の終点のバス停に15時30分到着。10分後に熱海駅の車中の人となり16時に駅到着。途中の車窓から相模湾が見渡せ、海岸には貫一お宮の銅像(金色夜叉)がたたずんでいる。

 駅前バス停で下車、全員反省会に向かった。熱海は土地柄なのか、10人が入れる食堂もあり2時間ほど反省会で盛り上がり18時の東海道線で横浜に向かった。

 今回は始めてお目にかかった方も半数いたが、道中会話も進み天候に恵まれ全員早春の山を堪能した。これからもこの懇親ハイクは継続してゆきたい。参加の皆さん、ありがとうございました。

(記録 M.H)