2010年の活動記録

35周年記念登山 鳳凰三山縦走

  • 活動期日 2010年10月16日~17日
  • 活動者  山岳奉仕団 7名
  • 活動場所 南アルプス・鳳凰三山
  • 活動概要

 当奉仕団が創立されて35年を迎えるにあたり、記念登山として鳳凰三山縦走を7名の団員で実施しました。日頃は、救護や訓練が主な活動となっていますが、もともとは山好きが集まって活動が始まった原点に返り、登山を楽しむことが最も記念には適しています。

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 10月15日(金)の深夜に南アルプス市芦安駐車場に到着し、若干の仮眠をとってから、翌日の早朝に乗合タクシーで夜叉神峠登山口まで向かいました。この時期は、紅葉を見物に来るハイカーや観光客で、山はにぎわうとあって、たくさんの乗合タクシーが駐車場には来ていました。

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 10月16日(土)午前5時30分、まだ薄明りの中を夜叉神峠を目指して登山を開始しました。1時間ほどで夜明けの夜叉神峠に到着。目の前には、白峰三山の大パノラマが飛び込んできます。しばしの休憩後、静寂に包まれた登山道を次のポイントへと向かいます。

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 しばらくは単調な登りを繰り返して行くと、やがて杖立峠に至ります。そこから樹林帯を越えてゆき、火事場あとに差し掛かるころから、白峰三山の大パノラマはさらに雄大さを増してきます。また、うしろを振り向けば、富士山を望むことができます。

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 しばらく、好ましい景観の樹林帯を抜けて苺平に到着しました。みんなの足取りも快調で、予定の時刻よりはかなり速いペースで進んできたようです。ここからは、30分ほどで南御室小屋に到着です。

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 午前11時45分に南御室小屋到着。すぐに2張りのテント設営、荷物の整理、そして夕食の時間まではのんびりとした時間を過ごしました。午後4時になると、ラジオの放送をもとに天気図に情報を書き込み、天気図の作成をしました。できあがった天気図から、明日の天候は晴れと予想しました。

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 今夜の夕食は、食事担当が準備してくれたキムチ鍋。豚肉や野菜、それに豆腐まで入った豪華な鍋に舌鼓を打ち、思い思いの飲み物で楽しい会話にしばらくは盛り上がっていました。

 10月17日(日)天候は薄曇り。4時に起床、食事は昨夜の鍋の残り汁を使った雑炊。テント撤収と朝のあわただしい準備を済ませ、今日の行動開始。薬師岳から観音岳へは、箱庭のような白砂の斜面に花崗岩の景観が素晴らしいです。

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 白峰三山のパノラマに加えて南アルプスから北アルプス、それに八ヶ岳に至るまで、360度の大展望が目を楽しませてくれます。赤抜沢ノ頭に到着後、地蔵ガ岳を往復してから昼食を済ませ、白鳳峠を目指しました。

 白鳳峠からは、梯子のかかるところもあり、かなり急な下りもあり、お互いに安全に気をつけながら歩き、広河原に着いたのは午後4時30分頃になっていました。それぞれに思い出を胸にしまい、無事に鳳凰三山縦走を終了しました。

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