2013年の活動記録

ライトセンター、視援奉レクリエーション部会ハイキング

  • 活動期間 2013年10月6日
  • 活動場所 箱根、湯坂山・浅間山
  • 活動概要

 6日朝、箱根湯本に団員3名、視援奉レクリエーション部会8名、視覚障害の参加者6名が集合した。参加者の中には、何回も行事に参加した事のある青年ばかりでなく、今回始めての参加者も数人いた。駅から箱根駅伝のルートを歩き、すぐ急登の狭い登山道にはいった。路面は枯れ葉が石を覆い晴眼者でも歩行に慎重になる登山道からハイキングが始まった。

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 奉仕団員や視援奉のメンバーは、参加者に声を掛けながら慎重に登りの道を進んでゆく。スローペースで歩くことは足元の安全を考えるばかりでなく、コースの踏破に体力を消耗しないという安全登山の大切な目的もある。参加者や視援奉の団員は確実に高度を上げていった。

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 前日まで雨が降っていたこともあり滑りやすい場所も見られたが、足をのせる場所を山奉の団員が指示しながら歩きやすいルートを選んで進んでいった。視覚障害の方はバランスがよく、当方が手を出すこともあったが確実に足を運んでいった。

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 目が不自由でも周囲の明るさや森林の匂い、鳥のさえずりや風の音などでどのような場所を歩いているか参加者は体で感じているようだった。林を抜け相模湾が見下ろせる尾根で休憩すると、風向きや我々のアドバイスで海や湘南平の感じをつかんだようであった。浅間山山頂付近で昼食となった。経験の少ない参加者もいたため、スローペースを維持したためか予定の時間をオーバーしているようであったが、無理は禁物。途中休憩する場所で、視援奉と当団で確認し日が暮れる前に箱根登山鉄道の小涌谷駅に着くことを目標とした。

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 視援奉の方は何度か下見を済ませたとの事で、途中までコースは順調に進んでいった。突然山道が高さ2mほどの崖際を10m進まなければならない箇所に遭遇した。崖際の太い杉の木にロープをフィックスしルート工作してから、一人ひとり晴眼者が後ろから着いて参加者が自分でロープを持ちながら崖際をクリヤした。本日唯一の核心部を全員難なくクリヤ。山道の終点、千条の滝の前でマイナスイオンを感じながら集合写真を撮り、登山鉄道で箱根湯本に向かった。あたりは夜の景色になっていた。