2012年の活動記録

平成24年度 川崎市総合防災訓練

  • 活動期日 2012年9月2日
  • 活動場所 川崎市麻生区あさおふれあいの広場
  • 活動概要

 想定は、川崎市にマグニチュード7の直下型地震が発生し、多数の傷病者が出ているため市消防局、地域消防、自衛隊などが救護活動を行うものでした。
 赤十字救護班は、津久井赤十字病院から救護班が出動し、救護場所となった「あさおふれあいの広場」で救護活動を展開しました。救助された傷病者は、自衛隊員により救護テント前に搬送され、救護班、医療関係者と共同でトリアージおよび手当てを行います。傷病者は、12名程度でしたが、意識不明や救護ヘリでの搬送、搬出が行われました。

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この日は、朝から雨模様で訓練開始とともに小雨が振り出し、訓練中も降ったり、晴れたりの繰り返しで、蒸し暑いなかでの訓練となりました。
 我々、赤十字救護班は、訓練開始から約2時間後ということで、見学と雨宿りを重ねつつ、本番での活動手順などを十分確認することができました。

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 特に、赤十字の救護活動開始とともに雨が本降りとなり、テント外でトリアージや診察、手当てまで待機している傷病者が雨でぬれたままという事態もあり、かなり救護活動の妨げとなりました。
 しかし、災害は、季節、時間、気象状況に関係なく発生することから、雨天時でのトリアージの難しさ、テント内の傷病者のやりくりなど、新たな課題を見つけるとともに、実際に雨天での救護の困難さなど良い経験ができました。

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 また、救護テントの近くに救護ヘリが到着(ホバリング)すると、ローターの音が大きく、テント内での会話が聞き取りにくいなど発見することもありました。