2014年の活動記録
春のワンデイハイク(二宮吾妻山)
- 活動期間 2014年2月22日
- 活動者 山岳奉仕団 5名
- 活動場所 神奈川県二宮 吾妻山
- 活動概要
22日は晴天に恵まれ、気温も3月とは思えないような陽気となりハイキングには絶好のコンディションとなった。JR二宮駅に団員5名、視援奉レクリエーション部会から20名、視覚障害の参加者15名ほど、合計40名以上集合した。
参加者は今回始めての参加者も多く、3班構成で奉仕者支援者がサポートして約10Kmのハイキングを行った。
駅前でリーダーの諸注意を聞き、各班でスタートした。東海道線をくぐり住宅街を抜け、小一時間で吾妻山の公園入口に到着。体も暖まり、全員衣服調整でヤッケは取りフリースやセーターの軽装で山道に取り付く。
上半身Tシャツ1枚の剛の者(女性です・・)もいて、ゆっくり歩行ですが昼前に吾妻山山頂に全員到着。南向き斜面は菜の花が満開で春が間近という風景であった。
この山頂は360度の展望で、北は頭を白くした丹沢山系、南は相模湾に帆掛け船の漁船が数多くみられ左(東)をむけば三浦半島・江の島や大磯の湘南平(高麗山)が望める。右(西)は真鶴半島から箱根明神、金時山矢倉岳がみえたが、箱根外輪山の高さに雲がせり出し富士山は見られなかった。
頂上公園で昼食をとる。ここまで体調不良を訴えるものもなく、マイペースで行程をすすめた。視覚障害者について歩くとき、いくつかの注意事項や気を配る点があるが、下りの山道は支援者自身の確保もあり要所となる。
路面状態(浮石や木の根、勾配、ドライかウエット)を数m先を見越して伝える。このとき、いっぺんにたくさんの情報を伝えても相手が混乱するだけなので、最小限1か2ポイント、それも障害者が自分で対応できる内容を的確に伝える。
下山は全員注意して慎重に行動する。途中吾妻山神社で蝋梅のにおいを感じてご利益を願い黙礼しつつ東海道線まで一気に下った。今回のコースは住宅街や国道を通るため、団員が道路を一時閉鎖し全員の安全確保をお願いする場面もありました。
国道1号線と西湘バイパスをくぐると湘南海岸に到着する。春の海の様相で、水面(みなも)や浜に届く波もやわらかく参加者も海辺の日差しを満喫していた。
予定より早く15時までに二宮駅に帰ってきた。参加者、視援奉のメンバー、当奉仕団員、ハイキング、ご苦労様でした。
(記録 M.H)