東日本大震災の活動記録

津久井赤十字病院救護班の活動

  • 活動日 2011/04/16~21
  • 活動場所 旧釜石第一中学校
  • 活動概要

 神奈川県には3つの赤十字病院があり、そこからそれぞれ救護班が東北入りして診療活動にあたっています。今回は、その15回目となる津久井赤十字病院の救護班の活動支援要員として活動を行いました。

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 津久井救護班は既に現地で活動していた成田救護班が担当していた旧釜石第一中学校の避難所を引き継ぐことになりました。成田救護班が診療所として使用していたエアーテントが強風により破損してしまったため、検診車を用い診療所として活動を行いました。

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 付近にはお寺が存在し避難所となっていたため、そこへの往診も行いました。それ以外に、AMDA(特定非営利活動法人アムダ)の撤退に伴い、AMDA担当の巡回診療先での診療も行われました。支援要員の実際の作業は、救護班の活動支援(食事作り、テント設営、車の運転)です。

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 AMDAより引き継いだ巡回先は、釜石より北の大槌町に集中していました。あたり一面、焼けてしまい何もないエリアにポツンと鳥居とご神木が残っていたのには驚きました。なにかしらの神秘的な力が働いたかと思いきや、地元の方々が昼夜を徹して火から守ったのだと聞きました。

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 ところどころで自衛隊が活動を行っており、主要な道路の整備は自衛隊により整備されていました。基本的には撤去された瓦礫は道路端に寄せられているか、日本製鋼などの敷地内に一時的に置かれていました。地元の病院、薬局は戻りつつある状態で、処方箋を地元の薬局に宅配してもらうなどして、序所に仕事を地元に落としていく形を取っているようでした。