東日本大震災の活動記録

秦野赤十字病院救護班サポート活動

  • 活動概要 2011年5月1日(日)~5月5日(木)

 秦野救護班は、全ての日程で避難所の巡回診療を担当しました。釜石の救護本部からそれぞれ約40分で避難所に到着し、一箇所の避難所で約40分から、避難所によっては2時間の診療を行い、次の避難場所へ移動する毎日でした。

 災害発生から約1ヵ月半が経過したこの時期では、受診者数が徐々に減ってきていること、地元の病院や個人医院なども再開の目処が立ちはじめたことなどを受けて、順次、巡回診療撤収に移行しつつあるように感じました。

 ボランティアは、主に昼食の準備(買出し等)や巡回診療の車の運転、診療場所での診療資材の運搬等を行いました。災対本部周辺は、徐々に復興が進み始めており、スーパーやコンビニで食料や飲み物が購入できるようになっていました。

 避難所では、となりとの仕切りがあるところ、ないところが見受けられ、プライバシーの確保のために1日も早く、仮設住宅の建設と移動が必要と感じられました。また、避難所の大小に係わらず避難者の健康管理とこころのケアがいかに重要かと感じました。同時に、津波や地震で失った家屋の瓦礫撤去も徐々には進んでいるものの、まだまだ時間が必要であり、被災地に入って今回の災害の大きさを改めて感じました。