2016年の活動記録
第30回丹沢ボッカ駅伝競走大会救護
- 活動期間 2016年6月5日
- 活動者 山岳奉仕団 10名
- 活動場所 神奈川県 丹沢大倉尾根
- 活動概要
神奈川県秦野市にて「第30回丹沢ボッカ駅伝競走大会」が開催されました。
この競技は丹沢の大倉尾根を4区間に分け、1チーム4人で規定の重量の荷物(10~40㎏の砂利)を背負い、リレーして運び上げる所要時間を競います。(制限時間:2時間30分)
早朝から小雨が降り続く中、山岳奉仕団は1区スタート地点の大倉バス停前、2区の見晴茶屋、3区の駒止茶屋、4区の堀山の家、4区中間地点の天神尾根分岐、ゴールの花立山荘に団員を配置して、無線を使用して競技役員からの伝達や、事故や傷病者の発生時に対応ができるようにしました。
午前9時にスタートし、選手は一斉に走り出しました。
1区は最長の2707m、高低差320mです。一般道の舗装路から道が細くなり、登山道へと続きます。狭い登山道を登り切ると尾根に出て広い道になり、中継地点の見晴茶屋が見えてきます。
2区は1241m、高低差290mです。ここから傾斜がきつくなり、次の中継地点である駒止茶屋まで均一な斜面を登り続けます。
3区は1054m、高低差はわずか50mです。ここは平坦が多く、走る選手が多いため順位の入れ替わりが激しく、5~6人抜く選手もいたようです。平坦路が終わると中継地点の堀山の家に着きます。
4区は1185m、高低差350mです。堀山の家から急登が続きます。木道、階段が連続して選手を苦しめます。天神尾根分岐から少しだけ平坦になりますが、すぐに急登になり、最後の階段を上り切るとゴールの花立山荘に着きます。
12時過ぎに最終選手が声援を受けながら階段を登り切り、花立山荘にたどり着きました。今回は気温があまり上がらず、熱中症になる選手も無く、救護が必要な事は無いまま終了しました。
団員の目立った活動はありませんが、競技を終えた選手が下山して来る時に「ありがとうございました。」と声を掛けてくれると、雨の中で立ち続けていた事が苦ではなく感じました。